健康被害
アスベストの繊維は、きわめて細く、浮遊しやすいため、吸入されやすい特徴があります。
飛散したアスベスト繊維を吸入すると、肺の中に残り、肺がんや中皮腫、アスベスト肺などの石綿関連疾患の原因になります。
中皮腫はアスベストが原因で発症する癌で、アスベストの曝露から発病までの期間が20~40年と長く、因果関係の特定が非常に困難です。
また現時点では、どれくらいのアスベストの曝露を受ければ中皮腫になるかということは明らかではありません。
健康被害防止のためには適切な除去と周辺環境への漏洩防止が急務となります。
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石綿含有建材が使用されている建築物の解体数は今後増加が見込まれています